【腰椎椎間板ヘルニア】〜発症〜

しばらく更新が滞ってしまったが、それには理由があって、タイトルの通り腰椎椎間板ヘルニアを患って入院生活を送っていたのである。

正直言って、発症要因にはヘラブナ釣りも関連しているかもしれない。もちろんこれでヘラブナ釣りをやめるつもりは毛頭ないけれど、今後はやり方に工夫をする必要はあるだろう。

というわけでヘラブナ釣りに関連しないでもないので、この日記に闘病記を記しておこうと思う。
同じ病気で苦しんでいる人の助けに少しでもなれば幸いである。


【6月21日頃 発症】

まずは発症の頃の話を。

といっても、まったく突然に発症したわけではない。
私は現在42歳だが、いわゆる「ぎっくり腰」を経験したのは16〜17歳の頃だった。それ以来クセのようになってしまい、年に1〜2回のペースでぎっくり腰を発症していた。

ぎっくり腰で病院に行くことはまれで、だいたいは2〜3日激痛に苦しんで、その後はなんとか耐えられる痛みが2〜3週間続いて完治ということを繰り返していた。

ただ、ときには耐え難い痛みが4〜5日も続くことがあって、その場合は整形外科に行くこともあった。だいたいはレントゲンを取って「骨には異常なし」と言われて、湿布と痛み止め(ロキソニンなど)を処方されて帰ってくるだけ。湿布と痛み止めなら、薬屋でも手に入るので、面倒になってますます病院に行かなくなっていったのだった。

なお、年に1〜2回のぎっくり腰以外にも、単なる腰痛程度なら日常茶飯事で、腰に湿布を貼ったり、アンメルツを塗りたくることはよくあった。通勤途中の乗換駅で腰が痛くてちょっとしゃがみこんで腰を伸ばしたりすることもほぼ日常的。私の腰痛歴はだいたいこんな感じである。

そんな状況で20年以上過ごしてきたのだが、変化があったのが昨年の10月ぐらいのこと。
久しぶりに重度のぎっくり腰で整形外科を受診。いつも通りのレントゲンの他にCTスキャンも撮った。その結果言われたのは、「骨の変形が見られる」、「椎間板の隙間が狭くなっている」、「将来はヘルニアを発症するかもしれない」とのことだった。治療自体はいつも通りの湿布に痛み止め、それプラス腰のコルセットをもらった。

コルセットを病院でもらったのは初めてで、「だんだんひどくなってるのかなあ」ぐらいの感想だった。結局その時はそれ以上のことはなく、3週間ほどで完治してコルセットも押し入れに仕舞い込んで忘れてしまっていた。


そんな前置きがあって。
今年の6月21日頃だったろうか。左の臀部に鈍い痛みが出始めた。
筋を痛めたときのような痛み。腰ではなく臀部に痛みが出たのは始めたの経験だ。最初は対して気にしていなかった。「そのうち治るだろ」ぐらいのものである。

それが、日に日に少しずつ痛みが強くなってくるのである。
耐えられないほどの痛みではない。「ちくしょー、いってーなあ」と眉をしかめるぐらいのもので、何か別のものに集中しているときは忘れられる程度の痛みだ。だから我慢して病院にも行かなかったのだが……。

ちょっとこれはまずい……ぞ。と思い始めたのが6月30日の日曜日のことである。その日は妻と映画を見に行ったのだが、映画の前に食事をしたレストランで木の椅子に座っていられないほどの痛みになってきた。
そのときは「痛い、痛いよー」と言いつつ、座り方を工夫してなんとか耐えた。その後の映画館では、柔らかい椅子と半分寝ているような姿勢のおかげで、なんとか乗り越えた。

次の日。
明らかに痛みが増してきた。左臀部だけでなく、左足の太ももから膝の裏、ふくらはぎまで痛みが広がってきた。もう普通にはとても座っていられない痛みである。ネットでいろいろ調べてみると、どうも「坐骨神経痛」に酷似している症状だ。

坐骨神経痛は、主に腰椎椎間板ヘルニアが原因で発生する症状とのこと。しつこい痛みが長期間続くのが特徴だが、手術が必要になることはまれで、多くの人は薬で痛みを抑えつつ、持病のひとつとしてつきあっているらしい。

なるほど、私の場合もそうなりそうだなとなんとなく納得した。この時点ではまさか救急車を呼んだり手術したりすることになるとはまったく思っていなかった。ただ、痛みが急速に増していたのは事実で、その週は水曜日に大事な仕事がある。日曜の時点で座ることがかなり苦痛になっていたので、仕事場で苦しまないように、月曜のうちに整形外科を受診することを決めた。

今回はここまで。次回は整形外科受診編です。