【腰椎椎間板ヘルニア治療記】〜退院後〜

手術から4日後の7月26日にスピード退院したその後の経過です。

まず、肝心の坐骨神経痛の痛みのほうは、まったく0になったかというとそうでもなくて、軽い痛みは感じていた。といっても日常生活になんら支障はないレベルで気にはならない。

腰のキズあとの痛みのほうが痛みレベルは強いが、こちらは神経痛の痛みとは質が異なり、普通の切り傷系の痛みなので、徐々に治ることが予想できるので、これも気にならない。

7月31日(水)に退院後最初の通院。

抜糸を期待していたが、この日はキズの消毒と薬の追加だけ。抜糸は次回通院の際に行う予定とのことだ。薬はトラムセットが1日4回(各1錠)が1日3回に減った。というか、主治医に「就寝前は飲まなくても大丈夫そう」と自己申告したら減らしてもらえた。トラムセットは新薬で高い薬なので、少しでも減ったほうが経済的にありがたい。

翌日は、市役所の健康保険課にコルセットの代金の保険適用申請に行った。これでコルセット代金2万6千円の7割が戻ってくる……のだが、申請書を提出すると、「書類の受理後に審査があるので3カ月ほどかかります」と説明される。3カ月もいったい何を審査するというのか、まったくもってお役所仕事であるが、クレームをつけても始まらないので、大人しく引き下がった。

8月5日(月)退院後二度目の通院。

この日は待ちに待った抜糸の日。診察の前に血液検査とレントゲンを撮った。キズの経過は順調とのことで予定通り抜糸してもらった。絆創膏はまだ貼られてしまったが、帰宅後シャワーを浴びる際にはがしてしまって構わないとのこと。ようやくスッキリする。

血液検査は、主に白血球数とCRP(炎症の度合いが分かる項目)の数値を見ているようだが、こちらは問題なし。中性脂肪コレステロール値がまだ少し悪いが、こちらは内科の領分なので整形外科ではおとがめなし。レントゲンの結果も問題なしとのことで、次回通院は3週間後となった。

薬はトラムセットが朝晩の2回、リリカは夜の2カプセルが1カプセルにそれぞれ減った。痛みのレベルとしては、もう薬を飲まなくてもよさそうなほどなのだが、神経痛の痛み止めは、ロキソニンなどの系統とは性質が異なるため、急にやめると痛みがぶり返す恐れがあるとのことで、徐々に減らすとのことだ。

薬の変更がもうひとつ。退院時に処方された漢方薬の「五苓散」が中止になって、代わりに「疎経活血湯」が処方された。五苓散は効能書きを読んでもいまいち意味がわからなかったが、疎経活血湯のほうは、腰痛、神経痛などに効く薬とのことで、こちらは分かりやすいので納得感がある。

軽い坐骨神経痛が続いていることを主治医に言うと、「そういう名残りのような痛みはしばらく続くでしょうね。まだ無茶はできませんよ」とのことである。

コルセット生活も最低一カ月は続くとのことで、完治まではもうしばらく時間がかかるようだ。